乳癌の転移検索とPET検査
近年PET検査という検査が出来、全身を一度に検査できる利点があって、癌の検査の万能マシーンのように言われますが、最近はこの限界もみえてきました。
簡単に言うとPET検査とはそれぞれの細胞が体の中の糖分をどのくらい消費しているかを目安にしています。ですから、当をものすごく消費している脳の中などは分かりません。また糖尿病の人には使えません。
また、癌の大きさが小さい場合や、癌なのに糖の消費が少ないような場合はと、癌なのか正常細胞なのか判断に迷うことがあります。例えば転移も病変の大きさが1cm程度なければ検出できないこともあります。
病変の検出率、解像度(どのくらい細かな所見まで分かるか)についてはCTなどと大差はないとおもわれます。また、最近行われているPETとCTとを組み合わせて検出率を上げる検査を行った場合、年間の放射線被爆許容量の3倍(3年分)に相当するレントゲン被爆を受けることになる(今後技術の進歩で克服できるはずですが)のも少々気になるところではあります。
次の現実問題として、乳癌の場合転移の有無の検索でのPET検査には保険の適応がありません。ですので、検査をしようとすると、その費用は全額自己負担となりだいたい全身の検査すると10万円程度かかります。
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