乳がんの診断と、検査の考え方 2:乳癌 診断と治療とこれからのことを考えよう 

乳癌の診断法(マンモグラフィーや超音波検査)から手術療法、そして補助療法としての抗癌剤、遺伝子治療、放射線治療などの方法、そして再発に対する予防、心構えなど、今まで乳癌の女性を見てきた医師が各種情報を紹介します。

乳がんの診断と、検査の考え方 2

乳房にできたしこりが乳癌である、と細胞の検査、組織の検査の結果が出たら、次の検査が待っています。
それは、この癌がどのくらいすすんでしまったものなのかということです。
しこりに針を刺して得られた結果のみでは判断出来ません。

まずは、乳房の中でどのくらいの広がりがあるか、大きさですね。大きさといっても、上下左右、三次元的にみなくてはなりません。左右の広がりが大きいものならば手術で撮るにも大変になりますし、奥深くで胸の筋肉にくっついているようだと、また四十つの方法がちがいます。


また、乳がんの場合、その乳房の所に留まっているとは限らず、他の臓器に飛び火する可能性があります(これを他臓器転移または遠隔転移と呼びます。
乳がんの場合の転移していきやすい臓器は、リンパ節(腋の下や胸骨の横、鎖骨の上下)のほかに肺・肝臓・全身の骨です。
ですから、それらの部位に所見が有るかどうか画像診断という検査(超音波・CT・シンチグラムなど)を行います。


これらの転移がなぜ起こるかと言えば、癌細胞が血液の流れの中にはいっって広がっているので、体中どこにあっても不思議はありません。ですから、なんらかの転移を疑う症状がある場合にはその他の臓器に対しての検査も行います。
例えば、歩いているうちにだんだんからだが右に寄っていってしまう、腕の動きが変だといった場合には、脳の検査といった具合です。

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